発達障がいグレーゾーン低学年の子を持つ親の悩み1位とは?

低学年の子を持つお父さん・お母さんにとって子供が学校生活に馴染めているかどうかは気になるところです。
まして、発達障害・グレーゾーンの子供たちは、人間関係を築くことやコミニュケーション力に課題があり、集団生活である学校生活にスムーズに馴染めないことも多くあります。

では、具体的には発達障害・グレーゾーンの低学年の子をもつお父さん・お母さんはどのような悩みを持っているのでしょうか。
子どもの発達の悩みごとを解消する情報サイト「パステル総研」を運営する株式会社パステルコミュニケーションの調査結果から下記となりました。

第1位 「気持ちの切替ができない」
自分の感情をコントロールし、気持ちを切り替えることが小学校低学年頃から求められるようになってきますが、発達障害・グレーゾーンの子供たちの苦手部分と言えます。

第2位 「一斉指示に従えない」
集団生活では、先生が生徒全員に一斉に支持を出し、その指示に基づき行動する場面が多くあります。周りに合わせて動くことができない、発達障害・グレーゾーンの子供たちの苦手部分です。

第3位 「自分の話を一方的にしてしまう」
コミニュケーション力に課題がある発達障害・グレーゾーンの子供たちにとって、相手や周囲の様子をみて、適切な行動をとることは苦手部分です。

他にも様々な悩みをお持ちですが、集約すると、特に集団生活の基礎となり得る下記が課題と言えるようです。
・自分の気持ちや思いを感じ適切に行動する
・他者に配慮し行動する
・指示に従い、周りに合わせて行動する

しかし、これらは発達障害・グレーゾーンの子供たちの特性とも言える部分です。

子供は学校での出来事を詳しく、そして、直ぐには話してはくれないこともあります。日中の子供たちの日常を見守っている学校の先生に様子を聞いてみるなどすると、家庭での子供との時間の中で、少しずつ身に着けられることも有ります。こうした子供たちの行動を先生たちはよく見ていますので、お父さん・お母さんが家庭では気付かない、「集団生活」の中でのわが子の行動について、気付きや客観的な意見も得られましょう。

そして、「親子のコミニュケーション」は重要です。家庭でのお父さん・お母さんの接し方で子供はコミニュケーションを学ぶことが出来るのです。
子どもの持つ良さを生かして、子供が安心して生活できる環境を整えることが必要です。子供が集団生活に生きづらさを長く感じるまま成長することが無いよう、できるだけ早期に対応できることを行うことで、障害からくる二次障害に結びつくことを防ぐことができます。
また、専門機関を利用して必要なサポートを受けることも効果的です。