依存症?ゲームやスマホばかりするわが子への上手な対応とは

近年、ゲームやスマートフォンが子どもたちの生活に欠かせないものとなりつつあります。しかし、その一方で依存の問題も深刻化しているのも事実。
親御さんにとって、わが子のゲームやスマホの使いすぎをどう対処すべきか悩む場面も多いことでしょう。このページでは、その対処法について具体的なポイントをお伝えします。

1. 子どもの現状を把握する

まずは、お子さんのスマホやゲームの利用状況を観察し、どれくらいの時間を費やしているのか確認しましょう。これにより、ゲームやスマホが日常生活に与えている影響を把握しやすくなります。
その際、以下のようなポイントをチェックすることが大切です。

時間の長さ:1日何時間利用しているか。
利用内容:どのようなゲームやアプリを使っているのか。
影響の有無:学業や友人関係、睡眠に影響が出ていないか。

2. ルールを設定する

子どもと話し合いながら、家庭内でのルールを設定しましょう。
重要なのは、親子で納得感のあるルールを作ること。親が一方的に決めるのではなく、子どもと一緒に話し合うことで、ルールを守りやすくなります。

使用時間を制限する:1日1時間や特定の曜日に制限を設ける。
使える時間帯を決める:寝る前や食事中は利用を禁止する。
使用目的を明確にする:宿題に関連する場合のみ利用可など。

3. 代替の楽しみを提供する

スマホやゲーム以外に楽しいことがあれば、自然と依存を減らせる可能性があります。以下のような選択肢を提案してみましょう。

スポーツやアウトドア活動:公園で遊ぶ、サッカーや水泳に挑戦する。
家族との交流:ボードゲームや料理を一緒に楽しむ。
趣味を見つける:読書や手芸、工作など、手を動かす活動。

4. 親の関わり方を見直す

子どもの行動は、親の姿勢にも影響を受けます。自分自身のスマホやゲームの使い方を見直し、子どもに良いお手本を示しましょう。

親もルールを守る:子どもが利用を制限されている時間帯に、親もスマホを触らない。
家族の時間を大切にする:一緒に食事や会話を楽しむ時間を増やす。

5. 専門機関のサポートを活用する

もし、家庭での対処が難しい場合は、専門機関やカウンセリングサービスを利用することも検討してください。専門家の力を借りることで、適切な対策を講じられる場合があります。
学校の先生やスクールカウンセラーに相談するのも有効です。

・児童相談所
・家庭教育支援センター
・スマホ・ゲーム依存の専門外来