歯医者さんでもよく聞かれると言われる仕上げ磨きをする年齢。
3歳までの虫歯は保護者の責任とされてきましたが、年々その年齢が上がってきています。
現在は5歳までは保護者がメインで磨くのがよいとのこと。
年齢別の注意点と合わせて仕上げ磨きについてご紹介しましょう。
仕上げ磨きをするのは何歳まで?
前述の通り5歳までは保護者の方がしっかり磨いてあげるのがポイントです。
その後は小学3年生までくらいはお子さんが磨いた後に仕上げ磨きをしてあげてください。
6歳前後は永久歯が生えてくる重要な時期。生えたての永久歯は虫歯になりやすいので、特にこの時期は念入りに歯磨きをしましょう。
永久歯に生え変わり、歯質が安定する15歳までは特に歯磨きに気を付けたほうが良いでしょう。
仕上げ磨きの注意点
1~2歳
「上の前歯」を注意して磨きましょう。
上唇と歯茎(歯肉)をつないでいる「上唇小帯」と呼ばれるスジがあり、その部分に歯ブラシが当たると痛いことから磨き残しが多くなる部分です。
お子さんが歯磨きを嫌がる原因になってしまう可能性があるので、歯ブラシを持っていない方の人差し指の腹でスジの部分を優しくガードしながら仕上げ磨きをしてあげてください。
2~3歳
この年齢で注意したいのが「奥歯」。自分でなんでもできる、やりたいと思っている時期なので仕上げ磨きも難しくなる時期ですが、生えてくる奥歯は溝が深いため磨きの腰が多く、虫歯になりやすくなるのです。
奥から前に歯ブラシを細かく動かし、汚れをかき出すようにしましょう。
乳歯は奥歯が2本なので手早くできます。お子さんのイヤイヤが始まる前に歯垢を取り除きましょう。
6歳前後
乳歯の奥歯の後ろに新しい永久歯が生えてきます。
「6歳臼歯」と呼ばれる生まれたての永久歯です。非常に虫歯になりやすく、乳歯のように生え変わるわけではないのでこの頃から特に注意してブラッシングしていくことが大切になります。
数を数えながらや話しかけながらやると歯磨きの終わりがわかるので、お子さんもがんばれるでしょう。
仕上げ磨きが終わったらほめてあげてください。
どの年齢のお子さんも力を込めて磨くと痛がるので優しく磨いてあげてください。
また、機嫌が悪いとき、眠くなる前などは歯磨きを嫌がる傾向があります。
スムーズにきれいに、安全に仕上げ磨きができるようにそういったときは避けるようにしましょう。
歯磨きだけでは汚れをきれいに取り除くことは難しいので、糸ようじを使用することをオススメします。
歯と歯の間の汚れは歯ブラシだけでは取り除けないからです。
できるだけ定期的な歯科検診と歯みがき指導を受けるようにしてください。
お子さんと医療機関を受信するときはかなりの労力を使うもの。
疲れて帰ってさあ家事、育児となると疲弊してしまうので、気持ちに余裕をもって仕上げ磨きをするためにも上手にベビーシッターや家事代行サービスを使うのもオススメです。