子どものやる気スイッチはどこ?

今回は、子どもがなかなか行動に移してくれない!と悩みを抱えている方の為に【子どものやる気スイッチをオンにする叱り方と伝え方】というテーマで話していきます

育児をしていく中で、こんな場面ありませんか

部屋を散らかしっぱなしにしてなかなか片付けない子どもに「片付けなさい本当にダラしないんだから」
朝起きてなかなかパジャマから着替えない子供に「早く着替えなさいあなたっていつもグズね」こう言っても子どもがなかなか動かず、イライラしてしまうことってありませんか

でもお子さんがなかなか思い通りに動かない場合は親の伝え方に改善の余地があるかもしれません

人に何か伝えるメッセージにはYou messageI messageいうものがあります
ユーメッセージとは、『あなた』で始まる、もしくはあなたが含まれるメッセージです。
例えるなら、「あなたって〇〇よね。△△しなさい」など非難・評価・説教・説明など相手をやっつける話し方です。

それに対してアイメッセージというのは、私がどう感じているかという思いを語ることです。

先程の「片付けなさいどうしてそんなにだらしないの」と「早く着替えなさいあなたっていつもグズね」というのはユーメッセージの典型的な例となります。

ユーメッセージは命令であるので、聞いている方は無意識に反発してしまいます。
つまり、人に何か伝えたい時にはアイメッセージを使う方が効果的だとされています

それを踏まえて先程の、片付けなさいどうしてそんなにだらしないの
早く着替えなさいあなたっていつもグズね
というユーメッセージをアイメッセージに置き換えてみましょう。

「こんなに散らかってると掃除がやりにくくてお母さんイライラしちゃうんだよね」

「お母さん、〇〇ちゃんが早く着替えてくれると嬉しいな」というお母さん主体のメッセージに置き換えることができます。

子供はあなたはなになにしなさいというメッセージが聞こえた途端やる気を落としてしまい、聞く耳を持ってくれません。
メッセージが聞こえた途端心のシャッターを閉じてしまいますが、お母さんはこうだとアイメッセージを使うことで自分のことを言われている訳ではないということで自然と聞く耳を持てます。
また大好きなお母さんがイライラしている、大好きなお母さんがこうすれば嬉しいと言っているということで、それならやってみるかと自然にやる気になります。
お子さんが自然とやる気になるということがとても重要で、アイメッセージの後にお母さんイライラしちゃうんだよねだから早く片付けなさいなどとつい命令を付け加えてしまうかもしれませんが、それではユーメッセージになってしまい、またやる気を失ってしまいますのでメッセージを使った後は子供の事を信じてお子さんが自然とやる気になる行動を信じて待つことが大切です。

お子さんを叱ったり、何かを伝える時にはユーメッセージではなく、アイメッセージを使うことで、お子さんは反抗心を抱くことなく大人の言ったことを受け入れやすく自ら変わろうというやる気が起きやすくなります。

是非試してみてください。