いい子症候群

お子さんにこんなことを言った経験はありませんか。
なんで言うとおりにしないの
なんでいい子にできないの
いい子にしなさい
とにかくママの言う通りにしておけばいいの
言うことを聞きなさい

友達の〇〇ちゃんはいい子なのになんでうちの子だけできないのと思ったり、もちろんこれは誰でも言ってしまう言葉なのです。
しかしこれらを言い過ぎるとお子さんの成長にとって危険かもしれません。

心理学でとても有名な『ハンスの馬』というお話
1900年頃にドイツに、とても賢い馬がいました。
計算ができるという馬でしたが、実際は「場の空気を読むのが上手い馬」でした。

ハンスの馬の様に、お子さんが親の顔色を見て行動してしまうと傾向があります。

親がいると賢くお利口さんに振る舞うことができます
しかし反対に言うと、見てくれる親がいなければ何もできない

となってしまうのです

少し前に良い子症候群という言葉が流行りましたが、これは親の描くいい子でいようとする良い子の仮面を被ったというような感じで使われています

親の前でいい子を演じているのは、親のいない所でそのストレスを発散しようとしてしまいます。例えば家では凄くお利口さんなのに、保育園や幼稚園で先生の言うことを全然聞かなくなってしまいます

普通の子であれば家では自分を出せて、ワガママを言って親の言うことを聞かなかったりします。外では学校とか幼稚園に行けば先生の言うことを聞いて集団では上手くやっていけるということが多いんです。

いい子症候群になってしまうということなんです
これは子供本人が凄く我慢しているという自覚していても無意識のうちにいい子を演じてしまっている場合もあります。
いい子症候群の可能性がある方は少なからず
「自分で選べない」
「いつも親が選んでくれる」
「親が言った通りにしないといけない」
ということから自分で選べない自分の意志がないということになってしまいます。

こうなってしまわない為にも
「お子さんの意見を尊重し、否定しない」
「お子さんのペースを見守る」
「やり遂げるまで口出ししない」

いかに子どもが健やかに成長できるかサポートするのが親の役割となってくるのです。

家庭教育をするなかでこれらを意識してお子さんの育つ力をサポートしてみてください。