子どもがごはんを食べない!年齢別にみる原因と対処法

食事は子どもの成長には欠かせないものにつき、子どもがご飯を食べてくれないことは親としての悩みとしては大きなものです。
今回は子どもの年齢別にみるご飯を食べない原因と対処法のお話です。

●離乳食期の子どもの場合

生後5~6か月頃より母乳やミルクから離乳食を始め、18か月頃までが離乳食期です。
離乳食期の初期は、母乳やミルクしか口にしていなかった赤ちゃんにとってはまだ離乳食自体に慣れてはおらず、離乳食の進み具合で、食材の種類を増やしたり、すり潰しや裏ごしなど固さや形状を子どもの様子を見ながら組み合わせていくとよいです。
月齢によりに離乳食の進め方の目安はありますが、あくまで参考にとどめ、子供の成長具合や様子に合わせることが大切です。

●2歳~3歳の子どもの場合

この頃の子どもは「イヤイヤ期」とも言われ、大人と同じものを食べられるようになり、調理は楽になりますが、なかなかご飯を食べてくれないことに、悩む親も多いのです。
原因としてはそもそもおなかがすいていない・まだ遊びたいなどのタイミングではない場合や、味の好みが出てきた、睡眠不足なども考えられます。
対処法としては食事が嫌いにならないように、食事を楽しめるようにする、味付けを変えてみるなどの工夫してみると良いでしょう。また、たくさん遊び、夜は睡眠がきちんととれるように生活のリズムを整えることも、一見食事とは関係ないように見えますが、関係します。

●4歳~5歳の子どもの場合

好き嫌いが出てくる頃です。また偏食が出てきたりもします。好き嫌いについては、他の食材で必要な栄養素を補えたりもします。また、なぜ嫌いなのかを直接子供に聞くことで味や形などでしたら調理で工夫ができ解決できることもあります。ただ、成長とともに味覚の変化が起き、食べられるようになったりもしますので、無理に食べさせる必要はないでしょう。
食べることに興味がないようならば、子どもにお手伝いをお願いしてみるのも効果的です。箸や食器を並べるなどの食事の準備や、調理の過程をお手伝いしてもらうことで、苦手な食べ物が食べられるようになったり、食事にも興味を持つようになります。

●まとめ

子どもがご飯を食べてくれないことは、親としては切実な悩みです。
ついつい食事を強制したり、子どもの前でイライラしたり、怒ったりしてしまうことはないでしょうか。
そうしたことが、子どもが食事に対して緊張感を感じたり、苦手意識が植えつけられたりすることにもつながります。

食事の時間は楽しい時間であることを子どもに意識させるために、楽しくリラックスした雰囲気づくりを心がけましょう。