年齢別の発達と発達障害チェックリスト:①1・2・3歳編

子どもたちは1歳から3歳にかけて、心と体が大きく成長する時期です。歩き始めたり、言葉を覚えたり、周りの世界に興味を持ち始めるなど、目まぐるしい変化が見られます。
一方で、「うちの子、成長は順調かな?」と不安を抱くママも少なくありません。
1~3歳の発達の目安と、年齢別にまとめた発達障害チェックリストをご紹介します。

1~3歳の発達の目安

発達のスピードには個人差がありますので、あくまで参考目安としてくださいね。

1歳ごろ

・つかまり立ちや伝い歩きができる
・簡単な単語(例:「ママ」「ブーブー」)を話す
・手をたたく、バイバイするなど、大人のまねをする
・指さしで欲しいものを伝える
・自分で食べ物を手に取ろうとする

2歳ごろ

・自分でしっかり歩き、走ることもできる
・「ママ、きた」など2語文を使う
・「イヤ!」と自己主張をする
・積み木を積んだり、簡単なごっこ遊びを始める

3歳ごろ

・三輪車をこぐ、ジャンプをするなど運動能力が向上する
・「パパと公園行ったよ!」など3語以上の文を話せる
・友だちに興味を持ち、一緒に遊ぼうとする
・「自分でやる!」という自立心が強くなる

年齢別 発達障害チェックリスト【1~3歳版】

1歳ごろのチェックポイント

□ 1歳半を過ぎても歩こうとしない
□ 人と目を合わせることが少ない
□ 音がしても振り向かないことが多い
□ 指さしをして欲しいものを伝えない
□ 名前を呼んでも反応しないことがある

2歳ごろのチェックポイント

□ 意味のある単語が出てこない
□ 2語文(例:「ママ きた」)を話さない
□ 同じ動きを何度も繰り返す(手をパタパタする、回るなど)
□ 大人や他の子どもにあまり関心を示さない
□ 環境の変化に極端に弱く、パニックになることがある

3歳ごろのチェックポイント

□ 3語文(例:「パパと公園いった」)が出ない
□ 一人遊びばかりで友だちと遊ぼうとしない
□ ごっこ遊び(おままごとなど)をしない
□ 気持ちや要求を言葉で伝えようとしない
□ 興味があるものに対しても、質問や話しかけにあまり反応しない

もし気になることがあったら

チェックリストにいくつか当てはまったとしても、必ずしも発達障害があるとは限りません。発達には個人差があり、「ちょっとゆっくりなだけ」というケースもたくさんあります。
ただ、心配なことが続くときや、周りと比べて不安に感じるときは、小児科や地域の子育て支援センターに早めに相談してみましょう。