さいたま市教委が17の小学校で「つながるドリル」を導入

さいたま市教委が17の小学校で「つながるドリル」を導入

6月4日、FLENS株式会社がさいたま市教育委員会がさいたま市にある全市立小学校のうち17の小学校で、タブレット専用手書きドリル教材「つながるドリル」を導入したと発表がありました。

「つながるドリル」とは

「つながるドリル」とは、小学校~高校生向けのタブレット専用のドリル教材で、手書き文字認識機能、採点、集計が可能となっており、制限時間内に早くかつ正確に問題を解くことを繰り返すことで、計算力の底上げを目指すために開発されました。

学習方法は、インターネットに接続し、対象の生徒を繋げて一斉に学習するものと、生徒それぞれのレベルに合わせてドリルを学習するモードと選択可能。
かつ学習履歴も保存可能で、オフラインで学習しても、ネットワークに繋げた際に履歴がきちんと保存されるとのこと。

「つながるドリル」動画

つながるドリル

進むICT教育化

算数の授業と言えば、先生が黒板にひたすら問題を書いて、ドリルが宿題で出て復習といったスタイルでしたが、今はもう、タブレットで一斉に同じ問題を解くことができるようになったんですね。
ゲーム感覚で進めることができるという点と、計算が得意な子はどんどん前に進めていけるという点、そして何より、先生が採点をしなくてもいい!という点は大きいと思います。

これまで生徒20~30人分のドリルを見て一人ひとり採点する手間は先生にとっては大きな負担だったろう、と思います。
これから普段の授業も、テストもどんどんこのようなオンラインでの教育が導入されていくのでしょう。
テストの結果を待たずとも、おそらくその場で結果を出すこともできるわけですから、教育のスピードも格段に上がっていくものと思われます。

このようなICT教育化が進めば、小学校、中学校、高校で習う範囲も1つ1つの教科が短縮され、対応する範囲も広げていけるようになると思いますが、
今度は先生や生徒がICT化のスピードについていけるかどうか、という問題も発生します。

ICT化の導入はメリットも多いですが、生徒や先生たちの反応をみながら
ツールばかりが先行しないように、導入していっていただきたいものですね。