今回は、【子供のやる気を削がない声のかけ方】というテーマで話していきます。
私は子供の時、自分自身の『やる気スイッチ』なんて考えたことはありませんでした。
いざ今子育てをしていて、親として子供にどう自分の思いを伝えるか日々悩むことがあります。
多くの子供を持つ親が日常のあらゆる場面で感じる悩みかと思います。
親が何をしたら、どう言ったら「かつて子供だった私はやる気を出していただろう?」
そんな風に考えることがあるのです。
そして、今、親としての自分の何気ない言葉が、
「子供のやる気をなくしてしまっているのではないか」そう考えてしまうことがあるのです。
以前は、子供を一番に心配するのは親であり、
いつも「親はそばで心配し、見守ってくれる存在」と子供が思うことで、
それが子供に安心感を与えているはずだと思っていました。
しかし、安心感を与えることと、子供にやる気、
その先の希望や夢を持つ子供になって欲しいと願うことは等しく親としての願いでありながら、
方法を間違うと子供のやる気を削いでしまい、
希望や夢を持てなくなるかもしれないのです。
子供には『信じている』ことを伝えましょう。
「信じている」
「大丈夫」
「必ずできる」
ことを伝えるのです。
たとえ、今回はうまくいかないことがあっても、結果として良くなかったとしても、
全部を否定するのではなく、「△△はできていた、次は●●すればきっと良くなる」と言う風に、
やる気は削がず、次の目標や方向性を示することができるのです。
そしてその言葉は子供の活力にもなり得ます。
また、子供が何かに没頭することを見つけた時、
それが将来の目標や夢に繋がるものでないとしても、否定するばかりではなく、
見守ってあげましょう。
それが子供を信じることにもなります。子供は好きなことには集中するものです。
その集中力はやる気を育て、そして、結局は目標を持ち希望や夢に向かう力にもなり得ます。
子供の人生は親とは切り離すべきです。
まだまだ考えが未熟・未完成な子供にすべて主体性を持たせることは難しいかもしれません。
しかし、何でも親が決めてしまっては子供はやる気を持つこともできないですし、
自立の妨げになるかもしれません。
親が子供を信用することで、子供は自信を持ち、やる気が出るのです。
そのやる気は、新たな自信に繋がり、その自信は希望や夢を持ち、
それに向かって努力することにも繋がるのです。
親として、子供を信じることから始めてみましょう。