将棋の藤井プロも受けた「モンテッソーリ教育」とは

将棋の藤井プロも受けた「モンテッソーリ教育」とは

今、将棋界を賑わす藤井聡太さん。僅か14歳でプロ棋士となり、天才棋士と言われています。
その藤井プロのような天才がどのようにして生まれたのか?ということで話題になったのが、『モンテッソーリ教育』です。
今回は『モンテッソーリ教育』についてのお話です。

モンテッソーリ教育とは?

モンテッソーリ教育は、医師であり、教育家であったマリア・モンテッソーリ博士が考案した教育法です。モンテッソーリ教育は子どもの自主性・自立心・知的好奇心などを育み、社会に貢献する人物になることを目的としています。
現在世界140以上の国にモンテッソーリ実践圏が存在していると言われています。
そしてモンテッソーリ教育を受けた人の中には、藤井聡太さんの他にも、ビル・ゲイツ、ラリー・ペイジ、マーク・ザッカーバーグ、バラク・オバマなど、世界をリードする人々が数多くいるのです。

モンテッソーリ教育の内容

子どもは皆『自己教育力』を備えており、教師や大人が子どもの「やりたい」を尊重し、その環境を整えることで子どもの自発的活動を促します
そして子どもは興味を持ったことを満足がいくまで繰り返すことで、やり抜く力が身につき、様々な能力を獲得し、その個性を伸ばすことができるのです。
例えば、藤井聡太さんは幼少期にキュボロ社の立体パズルで繰り返し遊んでいたそうです。
これは知育玩具の一つで、藤井プロの「直観力・想像力を鍛えたパズル」として注目されました。
立体の積み木で、ブロックの穴や溝を使い、ビー玉を転がして遊ぶシンプルなものですが、自分で自由にパーツを組み合わせることができ、「立体感を想像し、把握するための作業」が必要なため、想像力を養うことができます。
このパズルを藤井プロは幾通りも組み立て、繰り返し遊んだそうです。
この幼少期の「集中し、繰り返し、やり遂げる」行動が、モンテッソーリ教育の目的なのです。

最後に

日本においては小学校は義務教育で教育方針が統一のため、モンテッソーリ教育は乳幼児の教育方法として実践されています。
この乳幼児期の知識や経験を最も吸収する力が強く人間形成の基礎を作る時期に、親や教師などの大人は、子どもの主体性を尊重し、それを育む環境を整えることが求められています。
モンテッソーリ教育は素晴らしい教育方法の一つと言えます。

しかし、教育方法は子どもの特性が様々であるように、その子どもに合った教育方法を親や大人が選ぶべきでしょう。